12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2019年11月9日(土)9:00

子どもの命守ろう/11月は児童虐待防止推進月間

早期発見、対応訴え/宮古 相談件数増加傾向


啓発活動を前に合同出発式が行われた=8日、市未来創造センター

啓発活動を前に合同出発式が行われた=8日、市未来創造センター

 チラシ配布を前に市未来創造センターで合同出発式があった。協議会長を務める下地律子市福祉部長は「国内では虐待によって尊い児童の命が奪われる事件が発生しており、児童虐待は極めて大きな社会問題となっている。子供の健やかな成長に影響を及ぼす児童虐待の防止は社会全体で取り組む重要な課題だ。厚労省は11月を児童虐待防止推進月間に定めている。今年は啓発活動を全国一斉に集中的に実施する。市でも虐待が疑われる相談件数は増加傾向にあり、相談内容が複雑化していることからも早期発見、早期対応が重要となっている。子育てに不安があれば、関係機関に相談してほしい」と話した。

 県中央児童相談所宮古分室の野原勝室長は児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」を紹介し、「もしかして虐待を受けているかも、子育てがつらい、子育てに悩んでいる人がいるなどがあれば、間違っていていいので、まず電話をしてほしい」と呼び掛けた。

 宮古分室によると18年度の虐待相談は210件あった。心理的虐待が最も多く157件、ネグレクトが35件、身体的虐待が18件だった。性的虐待の相談はなかった。相談の受付経路は警察からの通告が182件あり、本人周辺からの相談はごくわずかだった。年齢的に見ると3歳未満が45件、3歳から就学前が49件、小学生が73件、中学生が27件、高校生その他が16件だった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!