02/04
2026
Wed
旧暦:12月17日 仏滅 己 立春
社会・全般
2019年11月21日(木)8:57

【行雲流水】(近江商人)

 「近江商人」の商道徳は、松下幸之助の経営理念の原点だったという。400年以上も前から近江商人が培ってきた伝統的な商法は、「三方よし」の考え方だった


▼「売り手によし」「買い手によし」「世の中によし」の「三方よし」でなければ、商売は長続きしない。現代風に言えば、生産者、消費者、社会の三者の利益が鼎立(ていりつ)して、はじめて持続可能な商売が成り立つということであろうか

▼客に喜ばれ、店がもうかり、世の中のためにもなる「三方よし」の考え方を身につけていた近江商人は、たとえ行きずりの〝行商人〟であっても信用を得てネットワークを広げ、財を成したという

▼一方、薩摩では400年来の「郷中教育」の伝統があった。6歳から15歳までの少年たちを、15歳~18歳の兄貴分の先輩が剣道、相撲、読書を通して鍛えた。指導理念は「競争には負けるな」「弱い者いじめをするな」「嘘をつくな」。一見矛盾する三つ巴の困難な生き方を、情理をつくして体得させたという

▼現代は、法治主義の時代。法律で明示的に禁止されていなければ「何をやってもいい」と思っているフシがある。その延長線上に「バレなければいい」との安易な考えが生まれたのであろうか。偽装や手抜きの巧者が知恵者であるかのような風潮さえ生んでしまっている

▼報道でみる最近の世相は、〝根無しカズラ〟のように見える。生きる力の根源は「誠実さ」にあったはずだ。近江商人の信用力の源泉などを反芻(はんすう)してみる必要があるように思えるのだが。(柳)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!