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社会・全般
2019年12月5日(木)8:57

【行雲流水】(COP25)

 早くも、師走。今年は災害の多い年だった。外国では森林火災、国内では台風や豪雨が多発。規模も大きく、勢力も強かった。原因は、地球温暖化の影響だという


 ▼海水温の上昇は、気象災害をもたらしているだけではない。陸では植生に、海では魚場に異変が生じている。いよいよ、食生活や産業活動への影響が顕在化してきたようだ

 ▼1万年単位でながめれば、地球上の動植物は環境変化に適応しつつ存続してきた。逆に、産業革命以降は人類の活動が自然界に影響を及ぼすようになった。この急激な逆転現象は座視できない

 ▼文明社会の活動がこのまま続けば、100年後の地球はどうなるか。誰も答えられない。せいぜい50年後を予測することが精いっぱいだ

 ▼そんな中で設定されたテーマが「脱炭素社会の構築」だ。地球温暖化の主な原因は、温室効果ガス(炭酸ガス、メタンガス)の排出量増加にあるといわれている。石炭や石油など化石燃料を使う発電所や自動車の燃料転換が叫ばれて久しい。再生可能エネルギー(風力、太陽光、潮力等)の利活用技術も開発されつつあるが、ジレンマを抱えている。コスト(電気料金)が高く、電気の質(ヘルツ=周波数)が不安定だ

 ▼今年はリチウムイオン電池がノーベル賞に輝いた。高圧電流を瞬時に放出する雷電をとらえて蓄電する技術が開発できれば、それこそノーベル賞ものだといわれている。今の小・中学生が大人になるころには実現できるかもしれない。児童生徒の好奇心と探究心を育てたいものだ。人類の挑戦は続く。(柳)


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