12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2020年1月6日(月)8:59

養殖モズクを収穫/宮古島漁協

前年比2倍900トン見込む


収穫したばかりのモズクを水揚げする親子=5日、狩俣漁港

収穫したばかりのモズクを水揚げする親子=5日、狩俣漁港

 平良狩俣で2020年産の養殖モズクの収穫が始まっている。宮古島漁業協同組合は、宮古全体の総生産量を前年比2倍の900トンを予想。キロ単価はまだ確定していない。今後の冷え込みで良質の作柄が期待されている。

 宮古の前年モズクは、高水温や日照不足などの気象の影響で不作だった。モズク生育の適正温度は25度以下とされる。高水温などの時は生育不良につながると指摘されている。

 狩俣では、昨年10月に養殖網に種付けして沖に出し、栽培管理を経て収穫に着手した。収穫ピークは3月ごろで、収穫終了は5月前後を予定。新年度にまたがって収穫されるため、統計の収穫量は新旧年度に区別される。

 狩俣の西の浜沖合側では、これから本格的なモズク収穫が開始される。

 快晴に恵まれた5日、親子2人が漁船一隻を使って養殖モズクを収穫していた。漁船には収穫用の吸引ポンプを設置。一人が潜って掃除機のようなポンプを使ってモズクを吸い上げ、船上に勢いよく送って吐き出す。船上にいるもう一人が異物を取り除く仕事をこなした。この日は1トン余を収穫した。

 狩俣漁港で水揚げされたモズクは宮古島漁協のトラックに積み込まれ、同漁協が運営する加工施設に運ばれた。

 狩俣モズク生産グループの一人は「早く安定したキロ単価が決まってほしい」と期待を込めた。

 狩俣は宮古を代表する養殖モズク産地。狩俣モズク生産グループは1983年に結成され、現在の会員は20人余。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!