製糖工場
多良間黒糖を初出荷

関係者が集い、黒糖を積んだトラックを見送った＝14日、村多良間製糖工場

　【多良間】村多良間製糖工場の初荷式が14日、同工場で行われた。ミネラルたっぷりの黒糖がトラックに積まれて販売店へと出荷された。多くの関係者が集い、初荷を見送った。この日は粉糖が20キロ入り５６トン、ケースにして２８００ケース、小粒糖５４０ケースの製品が運ばれた。

　同工場の指定管理を受けている宮古製糖の安村勇社長は「初出荷が迎えられることは村をはじめ、村議会、国、県の協力があってこそ。台風の到来での被害も多少あったが、農家の日ごろからの肥培管理のおかげで、上品質の黒糖が出来上がった。これからも職員一同、安全第一で操業していきたい」とあいさつした。

　来間春誠工場長は「今期の黒糖の糖度も高く上出来な仕上がり。操業終了まで職員一丸となり安全をモットーに操業していく」と意気込みを述べた。

　黒糖を運搬する多良間交通の知念功厳社長は「多良間交通も黒糖の運輸に関わり30年がたつ。農家が丹精込めて作り、工場が良い質の黒糖を作ってあるので、陸上の安全を第一にして運びたい」と述べた。