12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2020年1月20日(月)9:00

JA宮古家畜市場 鏡開きで高値祈願/肉用牛初競り

関係者集い盛大に式典/JA「品質、数量確保」に全力


鏡開きで今年1年の高値取引を祈願した初競りの式典=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

鏡開きで今年1年の高値取引を祈願した初競りの式典=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の2020年初競り式典が19日開かれ、生産者、購買者ならびに畜産団体の代表らが出席して向こう一年の高値取引を祈願した。JAおきなわの普天間朝重代表理事理事長は「購買者が求める高い品質と数量をしっかり提供していきたい」と強調し、素牛(子牛)産地としての誇りと決意を主催者あいさつに込めた。

 午前8時50分から開かれた式典には、JAをはじめ生産者、県、市、全国各地の購買者、県議や市議ら多数の関係者が参加した。

 この中で普天間代表理事理事長は、19年競りの実績を振り返りながら素牛生産者と、宮古島で牛を買い付ける購買者に感謝した。

 その上で「ここ沖縄が全国有数の和牛の産地として知られ、子牛の市場評価が高まったのは、一重に購買者の厚意のたまもの。昨年同様、協力いただき、県の畜産振興に一層弾みがつく初競りになることを切に願いたい」と期待した。

 国際的な経済協定の発効に伴う畜産業界への影響にも触れ、「そうした中においても、われわれ沖縄は産地の責任において購買者が求める高い品質、数量をしっかりとした形で提供していきたい」と述べた。

 下地敏彦市長と県宮古農林水産振興センターの長崎祐二所長は来賓祝辞で20年初競りの開催を祝った。

 下地市長は、引き続き購買者のニーズに合った素牛生産に市を挙げて取り組むとし、「購買者に安心して購買してもらえるように誠心誠意を尽くして頑張っていきたい」と決意。長崎所長は「宮古には女性を含めて若い農家がどんどん増えている」と生産体制の充実をアピールし、「今年も盛況な競りが行われることを期待する」と話した。

 この後、関係団体の代表が鏡開きを行い、参加者全員で乾杯。初競りと向こう一年の高値を祈願した。

 式典では、昨年1年間の競りで、計1億円以上を買い上げた購買者に対する記念品の贈呈もあった。

 記念品の贈呈を受けた購買者は次の通り。

 水迫畜産(鹿児島)、山口畜産(山形)、大石畜産(長崎)、皇子原肥育牧場(宮崎)、小田畜産(鹿児島)、秋山畜産(静岡)、もとぶ牧場(沖縄)、藤嶺牧場(鹿児島)、浅野畜産(福岡)、JA唐津(佐賀)、森ファーム(鹿児島・宮崎)、大川畜産(千葉)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!