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社会・全般
2020年1月21日(火)8:56

【行雲流水】(未来への分岐点)

 2015年、持続可能な開発目標が国連総会で採択された。2030年までに飢餓や貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指すというものである
 

 ▼その後、温暖化による地球環境の悪化は予想以上の速さで進行している。このような危機にNHKは、今年の元日、「NHKスペシャル」で、これからの10年が人類の未来を左右する分岐点になるという観点で番組を組んだ

 ▼番組では地球温暖化、食料や水の問題、そして、AI(人工知能)や生命工学などの進化を続けるテクノロジーとどう向き合っていくか。もし対応を誤れば世界は後戻りできないディストピア(ユートピア・理想郷と正反対の社会、暗黒社会)になるという可能性を検証した

 ▼温暖化による自然災害の多発はすでに顕著である。温暖化がこのまま進めば、その影響は劇的に深化すると予想されている。ところが、日本はCOP25で、温暖化対策に消極的な国に贈られる化石賞を2度受けている。その点、再生エネルギーの活用を進める宮古島市やイオン(AEON)の取り組みは高く評価される

 ▼安全な水が得られない人々が多く、水の奪い合いによる紛争が懸念されている。砂漠化の進行による食料不足も深刻である

 ▼AIによる戦争も懸念される。中国で遺伝子組み換えによる子供が誕生、倫理上問題になった。進化するテクノロジーにいかに対処するか。これも人類にとって大きな分岐点になる。未来に責任を持つのは現代のわれわれである。(空)


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