12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
教育・文化
2020年1月24日(金)8:56

集落に「ホーイホイ」/上野野原サティパロウ

子どもたちが厄払い


パーントゥを先頭に集落内を歩いて厄を払った=23日、上野の野原集落

パーントゥを先頭に集落内を歩いて厄を払った=23日、上野の野原集落

 ユネスコ無形文化遺産に登録された国指定の重要無形民俗文化財「上野野原のサティパロウ(里はらい)」が23日、同地区で行われた。パーントゥの仮面をかぶった男の子を先頭に、地元の女性らが集落内を歩いて「ホーイホイ」と厄を払った。

 旧暦12月の最後の丑(うし)の日に執り行われるサティパロウ。起源は定かではないが、野原集落に古くから伝わる行事だ。

 午後6時ごろ、女性が指定の場所に集まって準備を始め慣れた手つきでクロツグとセンニンソウを腰と頭に巻いた。

 パーントゥとなる男の子が到着すると仮面を持たせて出発。この日のパーントゥは上野小3年の砂川來輝君。仮面をかぶって先頭を歩き「ホーイホイ」と厄を払ったほか、交差点ではパーントゥを中心に円をつくって清めた。

 集落の外れまで歩くとクロツグとセンニンソウを取り、一カ所にまとめて祈りをささげて伝統のサティパロウを終えた。

 初めてパーントゥを務めた砂川君は「仮面を付けていたので少し歩きにくかったけど、楽しかった」と笑顔で話した。

 大人になってからは初めての参加となった砂川君の母・みさとさん(32)は「今回は息子がパーントゥなので参加した。記念に残るサティパロウになった」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!