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社会・全般
2020年2月6日(木)8:59

19年度収容犬 殺処分ゼロ継続中/宮古保健所管内

譲渡活動が奏功/課題は多い捕獲件数


子犬と一緒に保護された母犬。すでに子犬はボランティア団体に引き取られ、この母犬も譲渡先が決まるのを待っている=5日、県宮古保健所

子犬と一緒に保護された母犬。すでに子犬はボランティア団体に引き取られ、この母犬も譲渡先が決まるのを待っている=5日、県宮古保健所

 宮古保健所がまとめた2019年度(1月末現在)における同所管内の犬の収容状況によると、終末処分件数は1件のみで、それも収容時にすでに衰弱していたことによる死亡だったことから、殺処分数については「ゼロ」となっていることが分かった。しかし、収容数は相変わらず多く、同保健所では野犬の発生を防ぐためにも放し飼いをしないなど、適正な飼育を呼び掛けている。

 同所管内おける年間の終末処分(殺処分)件数は、14年度に300匹を超え、15年度は325匹。これは東京都の1年間の処分件数を上回っていた。

 こうした状況を打開しようと、民間ボランティアが立ち上がり、収容された犬を島内外に譲渡する活動が16年度ごろから本格化。

 同保健所と連携した取り組みで、16年度の終末処分件数は、前年度の325匹から大幅に減少し141匹となった。

 さらに、活動が充実してきた17年度の処分頭数は16匹に減少。さらに、18年度は4匹と1桁台となり、19年度は1月末現在で殺処分については「ゼロ」を継続している。

 一方で、こうしたボランティアと保健所の取り組みをよそに、収容件数はいまだに高い数値で推移している。

 犬の収容数は年間200~300匹で、14年度からはほぼ300匹台で推移してきた。

 今年度も1月末現在で230匹となっており、今年に入ってからも12匹が収容されている。

 17年度の比較では八重山保健所管内が年間92頭に対して宮古保健所管内は299頭と3倍以上となっている。 

 ボランティアによる譲渡活動で殺処分数を減らしている中で、減らない収容頭数について宮古保健所では「他に比べても宮古の収容頭数は多い。放し飼いの問題点については、若い人には浸透してきているが、年配の人たちにはまだ理解を得られていないように思う。収容数を減らすためにも適正な飼い方を心がけてほしい」と話し、避妊や去勢についても呼び掛けた。

 同所によると、沖縄本島への移送は毎週火曜日。収容期限は5日間(収容日含む)で、収容犬についての問い合わせは(電話0980・72・3501)となっている。


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