王座剥奪から１年１０カ月ぶり

　体重超過により王座を剥奪された元世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）フライ級王者、比嘉大吾（白井・具志堅スポーツ）＝宮古工業高卒＝の復帰戦が13日、東京都の後楽園ホールで行われる。王座を剥奪されて以来、１年10カ月ぶりの試合となる。復帰戦には宮古からも応援団が駆け付け、声援を送る。

　対戦相手はフィリピンのジェイソン・ブエナオブラでノンタイトル８回戦。12日の前日計量では、スーパーバンタム級に相当する１１９ポンド（約53・９キロ）の契約体重を、53・８キロでパスした。

　比嘉は「計量が終わっても試合の感じがしない」と平常心。久々の舞台に「（復帰までの間）支えてくれた仲間がいる。その人たちのために頑張る」と戦意を高めた。

　比嘉は２０１８年４月の防衛戦で前日計量に失敗して王座を失った後、無期限のライセンス停止処分を科され、19年10月に解除が発表された。