12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2021年1月19日(火)8:59

ハーベスター フル稼働/サトウキビ

天候に恵まれ各地で/今期機械刈り比率は93%


天候に恵まれフル稼働しているハーベスター=18日、城辺長間

天候に恵まれフル稼働しているハーベスター=18日、城辺長間

 2020-21年産サトウキビの機械刈りが順調に進んでいる。ここ1週間ほど天候に恵まれ、ハーベスターが各地でフル稼働している。宮古地区ハーベスター運営協議会によると、申請段階における今期機械刈りの比率は過去最高の93%に達している。

 宮古地区では全4製糖工場がすでに今期の操業を始めている。この1週間は順調に機械刈りの原料(サトウキビ)が搬入されて圧搾作業も順調に進む。それぞれ工場をフル稼働させるなどして対応している。

 ハーベスター運営協議会がまとめた地区別申し込み状況(面積、比率)は沖縄製糖管内が▽平良=1235㌶、93・6%▽下地=567㌶、95・8%▽長間3区=216㌶、96・3%-。宮古製糖が▽城辺=1255㌶、95・2%▽上野=440㌶、97・1%▽伊良部=834㌶、84・8%-となっている。

 いずれも前期を上回る比率で、機械刈りを選択する生産農家が一層進んでいることを裏付けた。

 ただ、ハーベスターは降雨など天候不良が続くと畑に入れないことから収穫作業がストップし、工場が原料不足を起こす。長期化すると製糖期が後ろにずれていくため、常に天候をにらんだ収穫作業を続けなければならない。

 こうした状況を踏まえて運営協議会では「体力的に可能であれば、機械刈りをスムーズにするまくら刈りを行ってほしい。そうすればすぐに機械が入って収穫を始めることができる」と農家に要望している。

 また、収穫後に株を立てる農家に対しては「しっかりと管理機を入れて株出しに備えてほしい」とした。

 さらに、新型コロナウイルス感染症対策の徹底も促す。感染が広がると作業人員の確保に影響してくるためだ。オペレーターら作業従事者に「新型コロナ対策で健康に気を付け、事故のないよう安全に操作してほしい」と呼び掛けている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!