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政治・行政
2021年6月8日(火)9:00

現職、新人の一騎打ちへ/村長選告示まで1週間

伊良皆、古謝氏が臨戦態勢/多良間

古謝政一氏(左)、伊良皆光夫氏(右)

古謝政一氏(左)、伊良皆光夫氏(右)

 【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙は15日の告示まで1週間に迫った。現職の伊良皆光夫氏(66)、新人で前村税務会計課長兼会計管理者の古謝政一氏(62)による一騎打ちの公算が大きい。2氏ともに後援会事務所開きを終え、臨戦態勢を整えている。投票は20日、即日開票される。有権者数は4日現在で794人(男性441人、女性353人)。


 3期目を目指す伊良皆氏は2期8年間の実績を強調するとともに▽村民所得の着実な向上につながる産業の振興▽心豊かで個性が輝く人づくり▽生涯にわたる健やかな暮らしを支え合う村づくり▽心豊かで安全・安心に暮らせる村づくり▽交通・通信体系の充実強化▽人口減少・過疎化対策▽希望と活力あふれる豊かな村づくり-を基本政策に掲げている。

 村政奪還を狙う古謝氏は、32年間の行政経験を強調。基本政策に▽新型コロナウイルス感染防止対策▽村民所得の向上▽農業・畜産業・水産業の振興▽観光産業の振興▽教育文化の振興▽保健、福祉サービスの充実▽行財政改革の推進▽伝統文化の継承-を示している。

 村長選の前哨戦ともいわれた村議選(5月23日投開票)では、現職4人、新人3人が当選した。この結果が村長選にどう影響するのか注目される。

 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の期間が投票日の20日までで、各陣営ともに有権者との積極的な触れ合いや、大規模な集会開催など従来通りの選挙運動はできない状況だ。


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