12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
教育・文化
2021年7月2日(金)8:59

宮総実が最優秀、優秀/県農業ク大会

プロジェクト・意見発表で


農業クラブ大会に出場した宮総実の生徒=1日、宮古空港

農業クラブ大会に出場した宮総実の生徒=1日、宮古空港

 県学校農業クラブ連盟大会が6月30日、沖縄市民会館で行われ、宮古総合実業高校(大山正吾校長)がプロジェクト発表会Ⅰ類(生産・流通・経営)で最優秀賞に輝いた。意見発表会Ⅰ類(同)では下里鈴音さん(3年)が優秀賞を受賞した。1日に帰島した生徒たちは出迎えた学校関係者に、県代表として九州大会(8月、佐賀県、動画で参加)に出場することを報告した。

 プロジェクト発表会Ⅰ類では狩俣佑太郎さん(3年)ら9人が「宮古島の養豚農家を救え!」~ピンチをチャンスに変える私たちの挑戦~と題した研究発表を行った。

 発表では昨年うるま市で豚熱に感染した豚が確認され、沖縄本島のすべての豚にワクチン接種が行われたことから、未接種地である宮古へ豚を導入することができなくなったこと。このまま養豚農家同士で種豚の導入を継続すると近親交配が進むことを説明した。

 島内の養豚農家は減少傾向で種豚の更新は経費が掛かることから、生徒たちは県外から豚の精液を導入し、人工授精に取り組むことにした。

 家畜保健衛生所と連携して精液を導入する方法を学び、JA養豚部を講師に招いて人工授精技術の講習会を行い、専門的な知識などを習得し、人工授精を行うまでの過程を発表した。

 豚熱による影響は続くかもしれないが、「ピンチをチャンスに変える」をモットーに持続可能な宮古島の養豚の実現に向けて挑戦し続けるとまとめ、最優秀賞を受賞した。

 意見発表会では下里さんが「GAPは楽しい農業の始まり」というタイトルで意見を発表した。炎天下での実習の不満や課題解消に取り組み、熱中症対策として黒糖やマンゴーを使用したオリジナルドリンクを開発したことなどを紹介した。

 プロジェクト発表会の代表者である狩俣さんは「九州大会に向けて原稿作成に頑張りたい」と意気込みを話した。下里さんは「受賞できてうれしい。とても緊張したが、普段よりうまくできた」と笑顔だった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!