講師６人が社会人講話

生徒たちに講話する下里さん（右）＝13日、平良中

　平良中学校（宮國幸夫校長）は13日、同校で２年生を対象に社会人講話を行った。幅広い職種から招いた講師６人が、職業選択のポイントや経緯、仕事の楽しさを説明した。生徒たちはメモを取りながら真剣な表情で聞き入っていた。

　同講話は、地域の社会人から生の声を直接聞くことで自己実現力を高め、職業選択について考える機会にすることが目的。各クラスに３人の講師が交代で訪れて講話した。

　講師は▽池城健さん（教師）▽翁長瑠美さん（アナウンサー）▽下里大弥さん（市職員）▽砂川拓也さん（会社役員）▽西川真衣子さん（農業技術職員）▽山本花織さん（ＩＣＴ支援員）－が務めた。

　下里さんは日本トランスオーシャン航空（ＪＴＡ）の社員だが、現在は人事交流で市企画調整課に在籍。職業選択のポイントとして「得意なことを見つけること、やりたいと思ったことを積極的に行動すること」と説明した。

　ＪＴＡに入社したのは「高校野球に関わりたい、英語を生かしたい、宮古の魅力を発信したいの三つの思いを達成するため」と明かし、「世界中に宮古のことを発信するために仕事を頑張りたい」と語った。

　また、ＪＴＡで働いている先輩が整備士からパイロット訓練生になったことを紹介。「諦めずに夢を追い掛けてほしい」と生徒たちにエールを送った。