12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2021年8月19日(木)8:58

キビ夏植え始まる/自作の機械でフル稼働

下地の前里孝清さん


サトウキビの夏植え作業が始まっている=18日、下地高千穂

サトウキビの夏植え作業が始まっている=18日、下地高千穂

 2022-23年産サトウキビの夏植え作業が始まっている。各地の畑で植え付け準備の耕土や苗取り、植え付けの作業風景が見られるようになった。農業関係者によると、キビの品種にもよるが夏植えは旧盆明けから9月いっぱいが適期で、農家は厳しい炎天下での作業に追われる。

 市下地川満(高千穂)の畑では18日、前里孝清さん(69)が植え付け作業を始めた。今夏は60アールを植え付ける予定だという。前里さんは25年ほど前から、自ら考案製作した「ワンマン植え付け機」を使って植え付けている。

 小型トラクターを使って1人で作業が完結できるように機材を考案した。運転席の横に苗を運ぶためのボックスを取り付け、コンベヤーとパイプで後部へ苗を流し込む。後部ではロータリーで耕土し、畝をつくり、そこに苗が流れ込み、小型タイヤで転圧し、覆土。併せて農薬散布も行う仕組み。畝幅を測るスケールも取り付けた。試行錯誤しながら、年々改良を重ね、現在使っているのは2代目の植え付け機。

 前里さんは約6ヘクタールの畑でキビを栽培している。今年は春植えでも1ヘクタール植えた。苗の準備があれば、1日で35アールの植え付け作業が可能だという。一人で作業する前里さんは「人手がなかったので鉄工所で精密機械を扱っていた経験を生かして、植え付け機を作ろうと考えた。見学に来る農家も多い」と話し、額の汗をぬぐった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!