12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2011年3月12日(土)9:00

平良港で70㌢の津波観測/三陸沖大地震

宮古島地方に警報


津波の影響を避けるため沖合に避難する船舶。平良港では午後10時までに最大70㌢の津波が観測された=11日午後6時50分ごろ、平良港(平良庁舎6階から撮影)

津波の影響を避けるため沖合に避難する船舶。平良港では午後10時までに最大70㌢の津波が観測された=11日午後6時50分ごろ、平良港(平良庁舎6階から撮影)

 三陸沖の大地震で気象庁が11日午後3時30分、宮古島地方に津波警報を出したことを受け、宮古島市は同日午後5時、同市沿岸部および隣接する低地帯の住民に避難勧告を出した。宮古島市では、午後10時までに最大70㌢の津波が観測された。市や消防、警察、多良間村などによると午後10時現在、被害などの連絡はない。日本トランスオーシャン航空(JTA)は、同日午後7時分発の宮古・羽田行き(乗客66人)を欠航させた。


 宮古島地方気象台によると、津波は平良港で午後6時37分に50㌢の第1波があった後、同6時53分に34㌢、同7時34分に70㌢が観測された。

 市は午後3時30分に、下地敏彦市長を本部長とする災害警戒本部を市役所平良庁舎3階に設置。同5時には避難勧告を出して漁港や海岸付近には近づかず、高台に避難するよう広報活動を行った。

 また、平良庁舎や各支所から計6台の広報車を繰り出し注意を呼び掛け。消防を通して田園マルチメディア音声告知放送で15分おきに流したほか、宮古テレビやFMみやこでも知らせた。

 宮古島署では全署員体制で、パトカーなどで沿岸部や海岸で釣りをしている人や観光客に対し、陸上に上がるよう警戒広報活動を実施。宮古島市消防本部は上野、伊良部の両出張所などから広報車が出て、港や漁港などを中心に注意を呼び掛けた。

 宮古島海上保安署では、巡視船「のばる」と巡視艇「やえづき」を出港させ、沖合沿岸部で釣りをしている漁船や遊漁船に対し、注意喚起を行った。

 また陸上では、平良港やビーチを中心にパトロールを展開。トゥリバーでは遊泳している人とアーサの収穫をしている人に陸に上がるよう呼び掛けて避難させたという。

 各漁港では、漁船や遊漁船を自主的に沖合に避難させたり、陸に揚げるなどの対策が見られた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!