12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化 社会・全般
2011年5月31日(火)9:00

「小学校」も適正化へ/学校規模適正化問題

市教委が方針決定


学校規模適正化について方針を決定した教育委員会=30日、市役所城辺庁舎

学校規模適正化について方針を決定した教育委員会=30日、市役所城辺庁舎

 市教育委員会(宮国博委員長)は30日、臨時の委員会を開き学校規模適正化検討委員会(委員長・川上哲也教育長)の答申内容について最終協議を行い方針を決定した。同検討委では具体的内容が盛り込まれなかった小学校の規模適正化について「中学校と並行して進める」との方針となり、小学校の具体的な統合案などの協議は同委員会で行っていくとしている。


 そのほか、同委員会の方針としては、検討委の答申では今年度から12年間で行うとしていた中学校の規模適正化時期を前倒しして7年間で実施するとしている。

 今回決定した委員会方針は、6月初旬にも下地敏彦市長に報告され、今後はこの方針に沿った取り組みが展開される。

 この日の会合では、中学校の規模適正化時期の前倒しと小学校も中学校と並行して規模適正化を進めていくとの方針案について5人の委員が意見を出し合った。

 宮国委員長を除く4人の意見は賛成多数となり、この方針案を委員会方針とすることで決定した。 

 同委員会の方針では「幼稚園・小学校の適正規模について」の項目で、地域懇談会での意見や各地域からの理解を十分に得ながら中学校と並行して進めることを基本とする。また、社会情勢や人口動態の急激な変化等も考慮する」としている。

 中学校の適正規模の実行期間については、来間を下地に2014年度までに統合。佐良浜、伊良部も同年度までに1校に統合する。

 城辺の4中学校(福嶺、城辺、西城、砂川)を16年度までに1校に統合する。

 検討委答申では池間、狩俣、西辺、北の4校を23年度までに1校に統合するとしていたが、同委員会の方針では北を除いた3校で18年度をめどに1校に統合するとしている。

 同委員会では、検討委答申で小学校の規模適正化が明記されていないことや中学校の規模適正化の期間が長かったことから方針決定に向けた協議が難航していた。

 しかし、学校規模適正化議論の原点が小学校の複式学級の解消であることを重視して今回の方針決定となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!