12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2011年6月25日(土)9:00

「ありがとう」を持ち帰る

被災地に絵手紙届ける/岩手県盛岡市出身・山本良子さん


母親のふるさと宮古市の子どもたちに絵手紙で書かれた島民のメッセージを届けた山本さん=24日、本社

母親のふるさと宮古市の子どもたちに絵手紙で書かれた島民のメッセージを届けた山本さん=24日、本社

 岩手県盛岡市出身で現在、宮古島在住の山本良子さんが24日、本社を訪れ宮古島の住民から寄せられた絵手紙約300枚を東日本大震災で大きな被害を受けた同県宮古市田老の小中学校に届けてきたことを報告した。


 山本さんが届けたのは、宮古特別支援学校の児童生徒と砂川中学校と上野中学校の生徒たちが被災地の子どもたちを励まそうと製作した絵手紙と新聞、テレビなどで呼び掛けて寄せられた島民の絵手紙約300枚。

 18、19日の両日に山本さんが母親のふるさとである宮古市の市立田老第1小学校と同第1中学校を訪問。絵手紙と上野中学校から預かったブーゲンビリアの苗も一緒に両校の児童、生徒に手渡した。

 山本さんは「岩手の人たちからは『勇気になった』との言葉や『お礼もお返しもしたいがいろいろ整理できていない。ありがとうの言葉を届けてほしい』と言われた」と話した。

 山本さんは震災後、初めて宮古市を訪問。幼いころから良く訪れた街並みは壊滅状態となっていた。

 「今回、宮古島の人たちの気持ちを届けてきた。来週には協力してくれた3校に報告したいと思う。また、新聞、テレビでの呼び掛けに協力してくれた人たちも本当に感謝している。岩手の人たちも『いつかお返しができるようになるまで頑張る』と言ってくれた」と笑顔で話した。 

 山本さんは今後も、同様の取り組みを展開し、被災地への支援を続けていくとしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!