12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2011年8月4日(木)9:00

販売額11億6000万円/11年産葉タバコ

前期比15億6000万円の大幅減


 宮古、石垣地区の2011年産葉タバコの買い入れが3日、終了した。宮古島市と多良間村の販売額は計11億6400万円で、前期比15億6100万円の大幅減収となった。今期産葉タバコは5月末の台風2号で甚大な被害を受け、収量が前期に比べて779㌧少ない576㌧と大幅に落ち込んだ。ただ、1㌔当たりの代金は2021円と前期より9円高。自然災害で壊滅的な被害に見舞われた今期産葉タバコだが、品質の低下は食い止めた。


 買い入れは先月13日にスタート。台風被害の影響で前期に比べて21日短い売買期間だった。

 地区別の今期実績をみると、宮古島市の取扱量が560㌧で販売額は11億3200万円。前期に比べ取扱量が742㌧、販売額は14億9400万円減少した。

 多良間村は16㌧で販売額が3200万円。前期より取扱量が37㌧、販売額は6700万円減少した。石垣市は取扱量が47㌧で販売額が9600万円(前期取扱量は165㌧、販売額3億1200万円)だった。

 1㌔当たり代金は宮古島市が2021円(前期比4円高)、多良間村2011円(同比128円高)、石垣市2018円(同比124円高)となった。

 宮古島市、多良間村、石垣市の全取扱量は前期比896㌧減の623㌧、販売額は同比17億7700万円少ない12億6000万円。

 今期産葉タバコは苗を本畑に移植してから天候不良に見舞われた。日照不足で生育が鈍化し、長雨の影響で疫病もまん延した。

 5月28日には台風2号が宮古島地方に直撃し、最大瞬間風速50・4㍍に及んだ強い風が収穫期の葉のほとんどを吹き飛ばし、壊滅的な被害を与えた。

 今期買い入れは、この被害を裏付けるように減産減収の結果に終わった。城辺の生産農家は「過去40年間の間でもこれほどの被害はなく、そういう意味ではまれな被害と言える。買い入れでは、全体的に見て価格が良く、来期に向けて意欲が出てきた。来期は今年の分まで取り返せるよう頑張りたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!