12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2011年8月13日(土)9:00

稚魚用の人工魚礁完成

カツオ一本釣り用活き餌確保へ


宮古では初めて製作された鋼製の沈設型人工魚礁=12日、久松漁港

宮古では初めて製作された鋼製の沈設型人工魚礁=12日、久松漁港

 市(下地敏彦市長)が平良の久松漁港と池間漁港で製作を進めている鋼製の沈設型人工魚礁7基が12日までに完成した。カツオ一本釣り漁船用の活き餌となる稚魚の群れを集める四角錐の台状構造。今月中に設置され、採餌場としての機能が形成された場合は、佐良浜の漁師らが潜水網漁で採取し、カツオ漁船に引き渡される。宮古での製作は今回が初めて。


 国の漁村再生事業の一環。今年度は9基製作予定で、残り2基はこれから発注する。2012年度は3基製作する計画。総事業費は1億2000万円。内訳は、国が75%、県・市が12・5%ずつそれぞれ負担する。

 魚礁は、底辺四方㍍、高さ3・8㍍、上辺四方6・6㍍。内部は中2階のような構造で作られ、四つのますの中には玉石が敷き詰められている。玉石には藻を育成する働きがあり、ますの下が影になるため稚魚の保育場とされる。宮古本島と伊良部島間の水深20㍍に沈設される。重量別魚礁数は、50㌧4基、80㌧3基。

 宮古で操業しているカツオ一本釣り漁船は、伊良部漁協に所属する3隻。各漁船とも餌取り専門の漁師らから活き餌を買い取っている。採餌場は、八重干瀬などのサンゴ礁。

 市水産課では「近距離の魚礁で餌が採取されるようになると、航行時間と操業の短縮、燃料経費の節減などにつながる」と説明している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!