12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2012年1月16日(月)9:00

今期操業がスタート/宮糖多良間工場

キビ搬入204㌧、糖度13・17度


サトウキビの束を投げ入れ今期操業をスタートさせる関係者=15日、宮古製糖多良間工場

サトウキビの束を投げ入れ今期操業をスタートさせる関係者=15日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場は15日、2011-12年産サトウキビの製糖操業を開始した。初日は計204㌧が搬入され、平均糖度は13・17度で基準糖度帯(13・2~14・4度)を若干下回る成績だった。開始式には関係者多数が集い、今期の操業開始を盛大に祝った。


 同工場の今期搬入量は前期実績比で5000㌧ほど減産となる1万8560㌧を見込む。台風や干ばつなどの気象条件が影響した。

 初日に搬入されたサトウキビの糖度の内訳は基準以下が44・97%、基準糖度帯内が44・54%、基準以上は10・49%だった。1㌧当たりの農家の平均手取額は2万919円。今後の品質向上が期待される。

 開始式は午前11時から行われ、はじめに宮古製糖の安村勇社長ら関係者がキビの束を機械に投げ入れて今期操業をスタートさせた。

 安村社長は「昨年の台風や干ばつ、長雨、日照不足で生産量は減少する厳しい状況にあるが、昨年より品質は良い。農家が丹精込めて作ったサトウキビを一本たりとも残さず日本一の黒糖を製造していきたい」と決意を述べた。

 多良間村の下地昌明村長は「多良間村の経済は黒糖なくしてあり得ない。操業期間中、安心、安全、無事故無災害で行われることを祈願する」と話した。

 開始式では鏡開きや乾杯も行われ、参加した関係者が今期の高品質取引と期間中の安全操業を祈願した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!