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産業・経済
2012年4月1日(日)9:00

入場者8万人達成/海中公園・観察施設

久保田さん一家に花束


前田園長(左)から花束をを受け取る久保田祥平君=31日、宮古島海中公園海中観察施設

前田園長(左)から花束をを受け取る久保田祥平君=31日、宮古島海中公園海中観察施設

 平良狩俣に昨年4月オープンした宮古島海中公園海中観察施設の入場者数が31日、8万人を達成した。記念の花束を受けたのは、埼玉県から家族旅行で訪れた久保田哲正さん(45)一家。約1年間での8万人達成は、計画の5万人を大きく上回った。


 観察施設は、年中休まず営業している。入館者のうち、約6割は島外の人とみられ、宮古観光を後押ししている。8万人を360日で割った1日当たりの入場者数は約220人、1カ月に約6600人入場した計算になる。

 同公園の前原新吉園長によると、オープン当初はトライ選手と家族が多かった。9月以降は那覇-宮古間の航空運賃が格安になったことが追い風にもなり、沖縄本島からの客が増加。現在は、団体のツアー客が多い。

 前原園長は「1年目は格安航空運賃など、条件に恵まれた」と、予想を上回った入場者数の要因をを分析。2年目に向けて「喜んで帰ってもらえる施設、また来たいと思われる施設にしたい」と抱負を語った。

 久保田さん一家は本人と妻の麻喜子さん、紗衣さん(中3)、祥平君(中1)の4人。ガラス窓から海中を観察した祥平君は「魚が間近に見えた。魚の名前が『オジサン』とか面白い。色も黄色や青など、カラフルだった」と南国の海の景色に満足した様子。

 哲正さんはこの日、ダイビングをする予定だったが、天気が悪く家族そろって海中観察施設見学となった。「天気を問わず、楽しめる施設」と太鼓判を押した。

 職員たちの拍手に迎えられた久保田さんは「はじめは何事かと思った」といささか驚いたようだった。


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