12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2012年5月10日(木)9:00

多良間で最多18件確認/カンキツグリーニング病

特殊病害虫対策会議で報告


特殊病害虫の特別防除事業の実施状況などが報告された会議=9日、県宮古合同庁舎

特殊病害虫の特別防除事業の実施状況などが報告された会議=9日、県宮古合同庁舎

 ミカンの葉の持ち込み診断で2011年度に確認されたカンキツグリーニング病の罹病樹が、県内市町村の中で多良間村に最も多く18件に上ったことが特殊病害虫等防除対策宮古支部会議(9日、県宮古合同庁舎)で報告された。カンキツ類に発生する病気で、感染した木は治療できず枯れるため、同罹病樹は伐採処分した。同会では1986年に根絶宣言されたミカンコミバエが2011年度に石垣市を中心に県内10カ所から各1匹の計10匹見つかったことも報告し、「ミバエとの戦いはまだ終わっていない」との認識を示した。


 カンキツグリーニング病は、ミカンキジラミが病気をうつしたり、病気の木からの取り木や接ぎ木によって感染する。

 宮古ではミカンを広い面積に栽培し収穫して売る人はほとんどいないが、庭木にしているケースが多い。

 多良間村では78件のサンプルが持ち寄られ、罹病樹は18件確認され、サンプルに占める罹病樹の割合は23%と高かった。宮古島市の罹病樹は6件(サンプル数48件)。地区全体の罹病樹は24件確認された。

 宮古地域における罹病樹伐採事業は年度から始まり、11年度までに66本伐採した。内訳は宮古島市24本、伊良部15本、多良間村27本となっている。

 同会には国や県、市村、JAの関係職員が出席した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!