01/18
2025
Sat
旧暦:12月19日 赤口 丁 
産業・経済
2012年7月13日(金)9:00

イモ生産組合員144人に/ペースト工場に安定供給へ

産業化へ明るい展望


 市が8月の「宮古島市いも生産販売組合(仮称)」の設立に向けて、6月29日を締め切り日に公募した組合員は144人に上った。今年3月の公募説明会に参加した70人の倍以上に増え、栽培機運の盛り上がりが数字に表れた。栽培面積は現状よりかなり増えるとみられ、産業化へ明るい展望が開けた。


 生産販売組合は、組合員の生産したイモ(紫イモ)を買い上げて、ペースト製造工場(市委託施設)に販売する組織。栽培技術のマニュアル化などにも取り組む。

 ペースト製造工場は5月末に完成した。現在は生産性向上のため、イモのカットや真空パック機械化の準備を進めている。

 工場の1日当たり処理能力は16㌧、年間に4800㌧。販売先は、大規模コンビニチェーンや、商社などを予定している。

 商品開発室で、開発製造した菓子は本土のデパートにも販売。開発した商品の製造技術は、市内の製菓業者にも提供する。

 栽培品種は加工に向く「ちゅら恋紅」と「V4(宮古-島紫)」に絞った。村吉順栄・市農林水産部次長は、イモは台風・干ばつに強く、周年栽培が可能な作物と、普及推進の理由を強調する。ブランド化に向けては、「日本最古のイモの伝来地」を売り込む。

 2021年度の目標には生産量2520㌧、販売額3億7800万円を示している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!