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教育・文化 環境・エコ
2010年7月15日(木)15:41

大きくなって戻ってきて/南小5年生 タイワンガザミを放流

「大きく育って」と願いを込めながら稚ガニを放流する南小の児童たち

「大きく育って」と願いを込めながら稚ガニを放流する南小の児童たち

 南小学校(田場秀樹校長)の5年生98人は14日、平良トゥリバー地区のビーチで、タイワンガザミの稚ガニ5000匹を放流した。人工的に育てた稚ガニを自然に戻し、漁業の促進を図ることを目的とした市の事業のお手伝い。児童たちは「大きくなって戻ってきて」と願いを込め、波打ち際に放流した。
 
 稚ガニは、市海業センターで30日間育てられた。大きさは1㌢ほど。今年度初めての放流で、来年3月までに計25万匹を放流する計画。シラヒゲウニやタマンなども予定されている。

 
 長濱政治副市長も参加し、児童たちに「つくる漁業」の意義を説明。「『早く大きくなって』との気持ちを込めて放流して」と呼び掛けた。

 

放流されたタイワンガザミの稚ガニ

放流されたタイワンガザミの稚ガニ

 児童たちは2人一組となり、バケツに入った稚ガニを海に放した。
 池村璃久君は「大きくなって食べられると思うとかわいそうだが、私たちがおいしく食べればカニも喜んでくれると思う」と話した。放流した稚ガニは、1年で約13㌢の親ガニになるという。

 
 この日は、平良第一小学校の5年生も5000匹を放流した。


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