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教育・文化
2012年8月12日(日)9:00

漁業の大切さ実感/狩俣中

八重干瀬で追い込み漁体験


ガーラなどを手に大漁を喜ぶ生徒たち=11日、狩俣漁港

ガーラなどを手に大漁を喜ぶ生徒たち=11日、狩俣漁港

 狩俣中学校(元野公雄校長)は11日、宮古島の北方に広がる八重干瀬で追い込み網漁体験学習を実施した。全校生徒25人が参加。ガーラやダツ、アイゴ、イラブチャー、オジサンなど色とりどりの魚類約250㌔を水揚げした。参加者らは、海の恵みに感謝するとともに漁業の大切さを実感した。同体験は今年で23回目。


 生徒と教諭らは同日午前、漁船7隻に分乗し、狩俣漁港を出港した。

 追い込み網漁は3回展開し、予想以上の大漁で終了した。同漁港では、生徒の母親らが出迎え。子どもたちの元気な姿に笑顔を見せていた。

 水揚げ場には、取れ立てのガーラなどがずらり。父母らから「大漁だ」「良くやった」と子どもたちをたたえる声が上がった。

 参加者らは、魚を手際よく解体。母親らが刺し身や煮付け・油揚げ料理などに腕を振るった。全員が美味しそうに舌鼓を打ち、追い込み網漁の成果に笑顔を見せていた。

 体験した3年の根間悠さんは「とても貴重な体験となった。中学生活の良い思い出になった」と感想を話した。

 2年の根間琢矢君は「初めての体験だった。海中にいろんな魚が見えたので感動した」と笑顔で語った。

 また2年の大久保周君は「潜水は苦手。潜水を練習し、来年は思い切って魚類を追い込みたい」と意欲を見せた。


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