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教育・文化
2012年8月18日(土)9:00

全宮古書道展が開幕/書心会、本社主催

個性豊かな力作975点/あすまで市中央公民館


子どもからお年寄りまでの975点を一堂に展示し開幕した第31回全宮古書道展=17日、市中央公民館

子どもからお年寄りまでの975点を一堂に展示し開幕した第31回全宮古書道展=17日、市中央公民館

 第31回全宮古書道展(主催・書心会、宮古毎日新聞社)が17日、市中央公民館大ホールで3日間の日程で開幕した。大賞や市長賞などに輝いた児童生徒や高校・一般、特別支援学校、高齢者の作品など計975点が展示されている。初日から親子連れや書道関係者らが訪れ、力作や個性あふれる書を鑑賞した。

 作品発表の場を設け心技の向上を図り、書道教育の発展に寄与することを目的に、毎年開催されている。

 児童・生徒の部に767点、高校・一般の部に102点の応募があり、審査の結果、児童・生徒の部では西辺中3年の上原美夢さんの「琉球芸能祭」、高校・一般の部では曽田和江さん(平良東仲宗根)の漢詩がそれぞれ大賞に輝いた。

 子どもたちが伸び伸びと筆を動かした「まる」「うたごえ」「緑の大地」「文字飛動」などの作品を会場いっぱいに展示。高校・一般から寄せられた漢詩などの大作や高齢者たちの力強い書が目を引いている。

 主催する書心会の宮城公子副会長は「作品発表の場があることで、活気があり意欲的かつ自主的に取り組むことができる。それが作品にも表れている」と講評。「子どもたちは地元の人や親戚、家族に見られ、褒められることで大きな励みになる。続けようという意欲にもつながる」と話し、同展の開催意義を強調した。

 見学に訪れた日本習字教育財団理事で沖縄書道会館の葛西良昭館長は「年々レベルアップが図られている。特に中学生の作品は全国と比べても良い。長年にわたり続けられてきた展示会の実績が作品にも反映されている」と感想を述べた。

 同展は午前10時から午後6時(最終日の19日は午後5時)まで。
 表彰式は26日にホテル共和で行われる。


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