10/27
2024
Sun
旧暦:9月24日 友引 癸 
産業・経済
2012年8月29日(水)9:00

葉タバコ販売額22億6800万円

キロ単価は過去最高2055円



2012年産葉タバコの買い入れが終了した=28日、日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所

2012年産葉タバコの買い入れが終了した=28日、日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所

 宮古と石垣地区の2012年産葉タバコの買い入れが28日、終了した。宮古島市と多良間村の総販売額は22億6800万円、平均キロ単価は過去最高の2055円だった。気象条件の影響を受けて収量は1104㌧伸び悩んだが、高い品質で補った。生産農家ら関係者は2年ぶりの安定取引に安堵の表情を見せた。



 買い入れが行われた日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所では宮古島市と多良間村、石垣市の葉タバコを取り扱っている。


 先月18日からの総買い入れ重量は1224㌧、販売額は億600万円で平均キロ単価は2047円の高値が付いた。


 地区別にみると、買い入れ重量は宮古島市が1060㌧、多良間村が44㌧、石垣市が121㌧。販売額は宮古島市が21億8200万円、多良間村が8700万円、石垣市が2億3800万円となった。


 10㌃(約1反)当たりの収量は多良間村のみが200㌔越えの211㌔、宮古島市は193㌔、石垣市は197㌔だった。10㌃当たりの代金は宮古島市が99万7000円、多良間村が41万4000円、石垣市が38万8000円。


 平均キロ単価は宮古島市が最も高く2059円、多良間村は1963円、石垣市は1975円。それぞれ品質の高さを裏付けた。


 前期産の葉タバコは、収穫時期に襲来した台風の暴風で葉のほとんどが吹き飛ばされ、生産農家は大打撃を受けた。総販売額は11億円と低調だった。


 このため、今期産は巻き返しが期待されたが、県たばこ耕作組合によると、日照不足や低温、少ない降雨という気象条件で生育の鈍化が見られたという。この影響で実際の収量も思うように伸びなかった。


 ただ、平均のキロ単価が過去最高を記録するなど品質の高さが際立った。農家の高い生産技術を裏付けるもので、収量を品質でカバーする取り引きとなった。


 宮古地区全体の今期産耕作面積は571㌶(約566町歩)、139戸の生産農家で栽培された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年10月12日(土)9:00
9:00

広島から初のチャーター便/JTA

ツアー客112人来島   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する広島-宮古チャーター便が11日、宮古空港に到着した。ツアー客ら112人が2泊3日の日程で宮古観光を満喫する。同社によると11月は広島を含め4地域からチャーター便が就航するという。

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!