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スポーツ
2012年10月26日(金)9:00

川満投手の指名に歓喜/プロ野球ドラフト会議

親せき集い感無量/新たなスタートに期待


指名を受けてバンザイで喜びを表現する親せきら=25日、下地上地の川満さんの実家

指名を受けてバンザイで喜びを表現する親せきら=25日、下地上地の川満さんの実家

 25日のプロ野球ドラフト会議で、宮古島市下地出身の川満寛弥さんがロッテに指名され、プロ入りが確実になった。一報を受けた親せきらは「やった、夢をかなえた」と喜びを爆発させた。母の艶子さん(44)は「中学、高校まで実績のない子。ここまでのことを考えると信じられない」と声を震わせて指名の喜びをかみしめた。


 下地上地にある川満さんの実家。親せきが集まってテレビ中継のドラフト会議を見守った。ただ、1位指名はなく中継が終了。その後はインターネットやラジオで情報収集に努めた。

 そんな中、午後6時すぎに父の憲仁さん(47)の携帯に着信が入った。九州共立大学からだった。「ロッテが2位で指名した」。その瞬間、親せきらは歓喜の声を上げ、寛弥さんがプロ野球選手になるという喜びを爆発させた。

 報道各社のインタビューに応じた憲仁さんは「私から言えることは、これからも今までと同じように野球を心から楽しんでほしいということ。そして末永い選手になってほしい」とこみ上げてくる感情をこらえながら言葉を振り絞った。

 艶子さんは、寛弥さんがプロのユニホームに袖を通した姿がイメージできないと話す。「寛弥は出会いに恵まれた。結果が出なくてもこれまで数々の言葉に励まされてきた」と周囲の支えに感謝した。

 その上で「実績がない寛弥に言い続けたのは可能性がある限り頑張りなさいということ。どんな子どもにも可能性はあるという希望を与え続ける選手になってほしい」と語った。

 「おばあ、ぼくプロ野球の選手になりたい」。寛弥さんが3歳のころに話したと振り返る祖母の川根和子さん(64)は「本当にプロ野球選手になるなんて」と目頭を押さえる。「1日も早く球団になじんで好きな野球を頑張ってほしい」とエールを送った。

 寛弥さんが野球に興味を持つきっかけになったのがおじの川根健一さんの存在だ。甲子園出場を経験した川根さんは、寛弥さんの才能を見いだして大学への進学を勧めた。「正直ここまで大成するとは思っていませんでした」と驚きの表情を浮かべながらも「現実にプロになった。すごいことだしうれしく思う。これからはプロの世界で頑張ってほしい」と話した。

 川満さんの実家には指名の報告を受けた関係者が多数集まって喜びを共有。寛弥さんの新たなスタートに胸を躍らせながらプロ野球での活躍に期待を込めた。


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