12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2010年5月12日(水)15:33

宮古の民家で多発/特殊病害虫

カンキツグリーニング病 未伐採木は63本

特殊病害虫およびカンキツグリーニング病防除対策宮古支部(支部長・砂川正幸県宮古農林水産振興センター所長)の2010年度会議が11日、県宮古合同庁舎で開かれた。グリーニング病は、ミカンなどのカンキツ類にうつる細菌病。宮古では、庭のミカンの木に多く発生していることが報告された。会議には、県病害虫防除技術センターやJAの職員らが出席。
 席上、砂川所長は「宮古ではミカンコミバエが1984年、ウリミバエが87年に根絶され、農業の飛躍的発展に貢献した。引き続き、宮古地域の農業発展と品質の高い農作物生産のために、協力をいただきたい」とあいさつした。
 グリーニング病に治療法はなく、防除対策は媒介虫・ミカンキジラミの防除と罹病樹の除去が基本となる。
 宮古では09年度に調査した55本のうち、26本で罹患(りかん)を確認。5月10日現在の未伐採樹は63本に上っている。08年度の15本の約4倍と急増した。伐採は02年度から始まり、これまでに121本を伐採処理した。
 ミカンコミバエは昨年度、県内の23カ所で26匹を誘殺した。このうち宮古は1匹。全県で果実への寄生は、確認されなかった。
 誘殺されたミカンコミバエは、外国から侵入したとみられている。県は「再発生させないためには、東南アジアなどの発生地から寄主果実(マンゴー、グワバ、パパイア、ミカン類など)を持ち込まないことが必要」と呼び掛けている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!