12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政 産業・経済
2010年6月11日(金)18:14

国がキビ山搬出費など助成へ/県全体予算は7億5000万円

国がキビ山搬出などの基幹作業に助成することになった

国がキビ山搬出などの基幹作業に助成することになった

2分の1以内、面積1㌶上限
 国が2010年産サトウキビのキビ山搬出やハーベスター収穫などの基幹作業にかかる委託費を助成することになった。事業主体は、JAおきなわ。県全体の事業予算が7億5000万円。予算の運用については、内容を具体的に詰めて、11月ごろ農家やオペレーターらを対象に説明会を開く。 
 キビ新価格制度は、10年産から本格適用され、収穫面積1㌶未満農家の場合は、基幹作業委託が交付金(トン当たり1万6320円)の要件となる。今回の助成は、これら農家の要件充足への誘導を目的とする。JAが国の公募事業に応募し、予算を確保した。
 
 助成の対象となる作業は収穫、中耕培土、防除の3種類。ハーベスター収穫やキビ山搬出は「収穫」の中に入る。
 
 委託面積の上限は、1農家当たり1㌶。助成の対象となる委託作業は、各農家1種類しか選べない。補助率は費用の2分の1以内だが、予算に限りがあるため、どの程度の水準になるかは流動的という。
 
 委託料金の高いハーベスター収穫(トン当たり4500円)の場合は、ほかの作業と一律ではなく、調整が必要としている。
 助成は、分蜜糖生産地域が対象となる。黒糖を生産している多良間村などは、適用されない。
 
 補助対象期間は、10年4月1日~11年3月31日の単年度。収穫が4月にずれ込む伊良部のような地域への対処も課題になっている。
 
 宮古島では、キビ山の搬出委託(トン当たり400円)が一般的に行われているため、百パーセントに近い農家が交付金要件を満たしているという。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!