12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化
2013年3月14日(木)9:00

「自主性と目的意識を」

宮高で出前講座開く/愛媛大・菅原教授


菅原教授の話に聞き入る生徒たち=12日、宮古高校視聴覚室

菅原教授の話に聞き入る生徒たち=12日、宮古高校視聴覚室

 宮古高校は12日、愛媛大学農学部の菅原卓也教授を招いての出前講座を同校視聴覚室で開催。菅原教授は自身が取り組む研究内容を紹介するとともに、大学で研究を行う上で必要なものとして「自主性と目的意識を持つ」ことを挙げた。


 菅原教授は、食品の機能性評価について研究を行っていて、今回はマンゴーの機能性調査のため来島したのに合わせ、同校での出前講座が企画された。

 食品の機能について菅原教授は、第一機能を栄養補給、第二機能を嗜好性、第三機能を生体調整機能と説明。研究は第三機能をテーマとしていて、同機能に生活習慣病予防の効果が期待されること、同機能を活用した商品が消費者庁認可の「特定保健用食品(トクホ)」として販売されていることを紹介した。

 食品の機能性評価研究を行う方法として、まずは動物培養細胞を使った生体外での実験を行い、その後、実験動物を使った生体内での機能評価を実施すること、両実験結果が必ずしも一致しないことなどを説明した。

 大学で研究を行う上で、自主的に学ぶ姿勢▽専門的知識だけでない幅広い知識の習得▽新しい事実を発見する好奇心▽物事を理論的に考える練習-が必要との考えを示す菅原教授。自主性と目的意識を持つよう呼び掛けた。

 菅原教授の研究室で学ぶ同大学の近藤倫世さん(4年)と佐々木智子さん(3年)も登壇し、自身の研究テーマを紹介した。

 出前講座には理数科の1年生ら約100人が参加。菅原教授らの話に真剣な表情で聞き入っていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!