12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2010年9月9日(木)15:48

葉タバコ買い入れ終了/販売総額27億2500万円

宮古地区の葉タバコ買い入れは8日に終了した=JT沖縄地方原料本部宮古取扱所

宮古地区の葉タバコ買い入れは8日に終了した=JT沖縄地方原料本部宮古取扱所

キロ2012円、品質は過去最高

 宮古地区の2010年産葉タバコ買い入れが8日、終了した。販売総額は27億2500万円(前期比1億2600万円減)。品質の水準を示す平均キロ単価は過去最高の2012円となった。たばこの需要が減り続ける中、産地の生き残りを懸けた適期収穫(品質向上対策)が功を奏した。一方、10㌃当たり収量は目標の226㌔を15㌔下回る211㌔と振るわなかった。


 総買い入れ額は、前期を下回ったものの過去5番目の実績。低い反収を品質でカバーした。宮古で栽培されているのは第2黄色品種で、キロ単価の2000円超えは、全国的にもトップレベルという。市村別の内訳は宮古島市が26億2600万円、多良間村が9900万円。一戸平均の販売額は、1650万円となった。


 買い入れ総重量は、1355㌧で、前期を182㌧(12%)下回った。10㌃当たり産出額は42万3000円だった。


 品質向上のための適期収穫の取り組みは、2年目。熟度の高い葉を手間を掛けて取るようにした。例年キロ単価は1850~1900円の間で推移しているが、今年のような高反収は、初めてという。


 県たばこ耕作組合の砂川栄一組合長は「今後とも適期収穫を踏襲しなければならない。今年の結果で、方向性が見えてきた。しかし、一部旧態依然とした農家もおり、全農家に徹底しなければならない。産地は日本たばこ産業(JT)が必要とする、高い品質のタバコを生産しなければならない」と話した。


 低反収については1、2月の寒さなど、天候不良を指摘した。


 耕作者は165人、栽培面積が644㌶。JT沖縄地方原料本部宮古取扱所の買い入れは、7月13日に始まり、下地地区を最後に36日間で終了した。作業を忙しくこなした農家らは、好成績に明るい表情を見せていた。今年は、石垣取扱所廃止に伴い、石垣産の買い入れも行った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!