12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2013年7月16日(火)9:00

高良副知事が台風被害視察

キビほ場など訪れ状況把握


高良副知事(右)らは、夏植えと株出しのキビが倒れた被害畑などを視察した=15日、城辺

高良副知事(右)らは、夏植えと株出しのキビが倒れた被害畑などを視察した=15日、城辺

 台風7号による農作物被害状況の把握のため、高良倉吉副知事が15日午後、来島した。被害が最も大きかったサトウキビほ場を視察後、高良副知事は「被害データだけを見るのと、被害現場を見るのとは大きな違いがある。私も南大東島でサトウキビを作った経験があり、倒れた夏植えと株出しのキビを見て、ショックを受けた」と述べた上で「各部局と横断的な対応策を考え、宮古で農業がしっかりできるように県としてバックアップしたい」と意欲を示した。


 この日の午前、県庁で台風7号の復旧対策に向けた関連部局長会議が開かれ、仲井真弘多知事は情報収集と早急な対策を指示した。

 高良副知事の視察には、県農林水産部の山城毅部長が同行し、各被害畑で具体的に説明した。

 高良副知事は、下地与那覇の露地栽培パパイヤの被害、上野新里の露地栽培オクラの被害、城辺砂川のハウス栽培スイカの被害、城辺友利のサトキビ被害、平良のハウス栽培マンゴーの被害状況などを順次視察した。

 県が宮古島市と合同で調査した台風7号農作物等被害速報(13日現在)によると、サトウキビが1億5600万円、パパイヤ890万円、マンゴー870万円、スイカ410万円、オクラ330万円などとなっている。

 山城部長は、倒れている夏植えと株出しのキビを視察後「倒れた状況から、風が吹き回ったために根が弱くなり倒れたただろう。宮古ではキビ苗の供給支援や塩害防止の植林支援などを行いたい」と語った。

 宮古地方気象台によると、台風7号が最接近した12日午後5時以降、南東の風が東南東の風に変わり、また東南東の風が南東の風に変わって吹いていた。下地島空港では同5時27分、東南東の風で最大瞬間風速43・7㍍を観測した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!