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教育・文化
2013年7月26日(金)9:00

漁業の大切さを実感/佐良浜中

1、2年生が追い込み漁体験


魚を解体する女子生徒とその保護者たち=25日、伊良部漁協

魚を解体する女子生徒とその保護者たち=25日、伊良部漁協

 市教育委員会伊良部分室(佐久田元武室長)は25日、佐良浜中学校(根路銘敢校長)の1、2年生63人を対象にした追い込み漁体験学習を実施した。男子生徒たちが追い込み漁でアイゴやスズメダイ類など約80㌔を水揚げし、女子生徒たちは魚の解体に奮闘した。生徒たちは、海の恵みに感謝し、漁業の大切さを実感した。


 総合的な学習の時間の一環。地域産業(水産業・水産加工業)や伝統文化について意欲的に学習し、地域理解を深めるなどが目的。

 この日の午前、男子生徒たちは、漁船8隻に分乗し、佐良浜漁港を出港。伊良部島白鳥崎近くの漁場で追い込み漁を実施した。協力した漁師たちが追い込み網を設置し、男子生徒たちが水しぶきを上げながら袋網に魚類を追い込んだ。

 一方、伊良部漁協の特設会場では魚の解体が行われた。女子生徒たちは、母親らと一緒に魚さばきに挑戦。手慣れた包丁さばきで魚をさばいていた。

 伊良部漁協所属の「恵丸」の伊良皆恵行船長が取れたてのマグロ数十匹を、生徒たちに贈り喜ばせた。

 追い込み漁を体験した2年の下地功弥君、友利圭吾君、浜川博佳君の3人は「いろんな魚を追い込んだので。とても楽しかった」と声を弾ませていた。

 2年の友利ひらりさんは「魚の解体体験学習は、学校での調理実習の成果が生かされ楽しかった」と感想を話した。

 新鮮な魚は刺し身や油揚げなどに料理され、全員がおいしそうに舌鼓を打っていた。


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