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産業・経済
2013年7月28日(日)9:00

JAゴーヤー販売額 初の3億円突破/12年期作

出荷量31%増の812㌧/単価安、輸送補助でカバー


12年期作ゴーヤーの生産販売概況などが説明された報告会=26日、JA宮古地区本部2階大ホール

12年期作ゴーヤーの生産販売概況などが説明された報告会=26日、JA宮古地区本部2階大ホール

 JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱った2012年期作ゴーヤーの販売額は過去最高の3億3047万円(前期比12%増)に上り、初めて3億円の大台に乗った。出荷量は、同比31%増の812㌧。JAゴーヤー専門部会(砂川好徳部会長)が26日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで生産・販売報告会を開き、同実績を明らかにした。同会では、優秀農家の表彰も行った。


 12年期作ゴーヤーの出荷は昨年10月に始まり、今年6月に終了した。出荷量は2~3月にかけて温暖な天気が続き、大幅に増加。一方で価格は、2月以降伸び悩み、平均単価は407円と前期の474円を67円(14%)下回った。野菜全般の安値相場などが、ゴーヤーにも影響したとみている。

 砂川部会長はあいさつで、「単価安は12年度から始まった本土への農水産物輸送補助金(ゴーヤー1㌔115円以下)で補うことができた」と述べ、同制度が経営安定に果たした役割を評価。今後とも価格低迷に対応し、生産を維持していくには制度の継続が必要になると、強調した。

 生産面に関しては「宮古のゴーヤーは品質が良いと、消費者や市場から評価されるために研さんを深めていきたい」と述べ、他産地との差別化に意欲を見せた。

 支店別の平均反収は、上野支店が最も多く9・3㌧。5支店(平良、城辺、上野、下地、伊良部)平均の6・2㌧を5割上回った。品質ランクの最も高いA品率は、城辺が80%と1位だった。

 13年期は宮古島産ブランド確立や安全安心な農産物生産を視野に▽「定時・定量・定品質」出荷▽農薬使用履歴の徹底▽顔の見える産地構築-などに取り組む方針を示している。

 優秀農家表彰を受けた皆さんは次の通り(敬称略)。

 【反収部門(5㌃以上栽培している部会員】1位=国仲カツエ▽2位=宮国須美子▽3位=下地伸市
 【秀品率部門(5㌧以上出荷した部会員)】1位=盛島重良▽2位=砂川昌清▽3位=平良知子


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