12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化
2013年9月3日(火)9:00

宮古の現状をヒアリング/沖国大・前津ゼミの学生

離島行政の課題など学ぶ


沖国大法学部前津ゼミの学生らが宮古島市の特徴や離島の課題について市職員からヒアリングを行った=2日、市平良庁舎会議室

沖国大法学部前津ゼミの学生らが宮古島市の特徴や離島の課題について市職員からヒアリングを行った=2日、市平良庁舎会議室

 沖縄国際大学法学部で行政法を学ぶ前津榮健教授のゼミ学生17人が2日、市平良庁舎を訪問し、市の現状や離島行政の課題などについてヒアリングを行った。下地敏彦市長、友利克企画調整課長、大金修一エコアイランド推進課長、宮国泰誠観光課長らが対応し、市の概要について説明し学生らの質問に受け答えた。


 あいさつした下地市長は「離島事情を勉強する際、何が島の問題になっているのかをしっかり踏まえて学んでほしい。県内離島はそれぞれ特徴があり、島によって状況が異なる」と述べ、現在、市が全国に先駆けて行っている環境モデル都市事業などを紹介した。

 大金課長が環境モデル都市事業で行われている実証研究やマイクログリッドなどの取り組みについて紹介した。学生からは同事業でどのような効果があるのかなどの質問が出された。大金課長は「環境保全のほか、事業そのものを宮古島ブランドして発信することで、観光振興の材料として他地域との差別化ができる」と説明した。

 観光客増加のメリット、デメリットについて質問を受けた宮国課長は「観光客の増加は地域雇用の拡大や経済振興などにつながっている。デメリットとしては島の環境負荷が大きくなることなどがある」と述べた。

 このほかゼミ生からは伊良部大橋開通後の効果、新石垣空港開港による観光ダメージなど多岐にわたる質問があった。

 ヒアリングに参加した大城華菜子さん(3年)は「ゼミ内でレポートにしてまとめる予定。ていねいに答えていただき感謝している」と話していた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!