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産業・経済
2013年11月21日(木)9:00

魚の鮮度向上を伝授/池間島で活け締め講習会

生魚を使って活け締めを披露する上田さん=20日、池間漁協前

生魚を使って活け締めを披露する上田さん=20日、池間漁協前

 魚の鮮度を保つために生きているうちに急所に手かぎを打ち込み気絶させるなどの処理方法を指導する「活ジメ・鮮度管理講習会」(主催・池間漁業集落、宮古農林水産振興センター)が20日、池間漁協前で行われた。講師に水産庁研究指導課情報技術企画官の上田勝彦さんが招かれ実技を指導した。漁師らは、今後活け締めした魚類の品質・魚価向上、市場開拓などに向け取り組んでいく方針。同講習会は初めての試み。

 宮古近海で取れる魚の漁獲から流通までの鮮度管理の向上および魚価の安定を図るのが目的。上田さんらは講習会に使う魚を確保するため、地元の漁船で沖釣りを展開した。

 この日の午後4時すぎから、同漁協前で活け締めが行われた。上田さんは、生魚のアカジンやアオマチ、タマンなどで活け締めの手順を詳しく指導した。

 同集落代表の勝連見治さんは「活け締めで魚の鮮度が一段と向上し、おいしい魚になった。これから漁師らと相談しながら鮮度が最良の魚を販売していく」と意欲を見せる。


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