12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2013年11月23日(土)9:00

生産量30万7000㌧見込む/2013-14年産サトウキビ

前期比1万8000㌧減/台風、干ばつ被害響く


30万㌧を上回る生産量が期待される今期サトウキビ=22日、下地川満

30万㌧を上回る生産量が期待される今期サトウキビ=22日、下地川満

 宮古地区の2013-14年産サトウキビの生産見込み量がまとまった。宮古島市が28万4291㌧、多良間村が2万3171㌧で合計30万7462㌧。前期の実績に比べて1万8000㌧減少する見込みだ。台風や干ばつの被害が響いた。


 今期のサトウキビは、厳しい気象条件の影響を受けており、6月下旬から8月にかけて続いた干ばつ傾向では、春植えや株出しを中心に生育が鈍化した。

 台風接近に伴う葉の裂傷や塩害でも全体的にダメージを受け、7月の台風では梢頭部の折損や葉の裂傷で1億5600万円の被害が発生した。これに続く塩害も拍車を掛けた。10月にも台風が接近し、強風で葉が裂けるなど1億円以上の被害が確認されている。

 生産見込み量は各製糖工場や宮古島市、多良間村のまとめで分かった。

 地区別では、▽平良8万1000㌧▽城辺8万1400㌧▽下地3万6000㌧▽上野3万㌧▽伊良部5万6000㌧▽多良間2万3200㌧-を見込む。反収(10㌃当たりの収量)は6~7㌧で推移している。

 全体の収穫面積は4858㌶。地区別は▽平良1196㌶▽城辺1491㌶▽下地545㌶▽上野476㌶▽伊良部841㌶▽多良間309㌶-となる。

 市の収穫面積を作型別にみると、夏植えが最も多く2700㌶、株出しが1558㌶と続いて春植えは290㌶となっている。株出しが急増しており、全体の34%を占めた。

 株出しの地区別比率は▽平良34・7%▽城辺39%▽下地41・3%▽上野51%▽伊良部12%-。宮古本島内の栽培体系が1年1作の株出しにシフトしている様子がうかがえる。

 作型別の平均反収は夏植え7・2㌧、春植え5・3㌧、株出し4・8㌧。比較的低調な春植えと株出しの反収が干ばつや台風で受けたダメージを裏付けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!