特殊詐欺を未然防止
宮古島署 郵便局員に感謝状
宮古島警察署(宮城英眞署長)は26日、特殊詐欺を未然に防止したとして宮古郵便局窓口営業部の下地康昭部長と局員の深澤太貴さんに感謝状を贈呈した。
高齢の男性が11月13日午後1時ごろ、郵便局の窓口で高額(5万円)の収入印紙を購入しようとしたが、通常は契約行為に使用する額だったため、不審に思った深澤さんが下地部長に相談した。
その後、収入印紙の取り扱い要領などを男性に説明、細かく助言するなど、的確な対応で、特殊詐欺の可能性があると判断し、警察に連絡、未然にその被害を防止した。
宮城署長は「特殊詐欺の被害額が多額になっている。手口も巧妙になってきている。犯人の拠点も関東など大都市圏内なので、発生すると多数の人員が捜査に必要になる。未然に防止できると、今後の被害も抑止できる。ありがとう」と述べた。
下地部長は「高齢者の高額印紙の購入だったので、通常契約行為にしか使わないことなどを説明したら、不審な話が出てきたので、詐欺行為に遭っているのではないかと思い、警察に連絡した。未然に防ぐことができて良かった」と話した。
宮古郵便局員の特殊詐欺未然防止は今回で今年3回目になる。