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社会・全般
2014年3月22日(土)9:00

消費税増税 駆け込み商戦本格化/市内スーパー

対応コーナー設置/市民のまとめ買い増える


水やカップラーメンがケースごと満載されたコーナー=21日、市内スーパー

水やカップラーメンがケースごと満載されたコーナー=21日、市内スーパー

 来月1日に現行の5%から8%に上がる消費税増税を前に、市内のスーパーでは駆け込み需要を狙った売り込みが本格化した。各店では取り組みの効果が現れ、買いだめのきく紙製品やカップラーメン、缶詰などが好調に動く。ある店は商品をケースごと山積みにした消費税増税対応コーナーを設置した。

 同店は3万以上の品目を取り扱う。職員らは3%増税分を上乗せした新価格のスタートに向け現在、値札の張り替え準備を着々と進める。同店は24時間営業の店だが1日は午前0時に閉め、朝にかけて新価格の値札に替えて、同日午前9時に開店する。

 店長によると増税を目前にケース売りの水やカップラーメン、紙オムツなど紙製品の売り上げが増えてきた。増税対応コーナーには、これらの商品を満載した。

 49歳の主婦は「長持ちする食品や日常よく使う雑貨は買いだめしておきたい。増税は家計に響く」と渋い表情だった。

 同店では、たばこのカートン買いの予約も始めた。

 別の店では今月初めから日用品や缶詰、飲料水などのまとめ買いを促す販売促進に取り組む。店長の話では今月前半のテッシュやロールペーパーの売り上げは、通常の月の2倍に伸びた。賞味期限の長い缶詰や清涼飲料の売れ行きも好調という。

 同店も1日午前0時に店を閉め、夜を徹して値札を張り替えて午前9時に開店する。

 ファミリーマートは、午前0時に新価格に切り替える。プライスカードは新価格と旧価格が混在するため、その旨を張り紙で知らせる。ココストアも同様な対応をする。


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