12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2014年4月3日(木)9:00

沖糖、13万5800㌧搬入/キビ搬入終了

平均糖度は14・25度


今期サトウキビの搬入を終えた沖縄製糖宮古工場=2日、下地上地

今期サトウキビの搬入を終えた沖縄製糖宮古工場=2日、下地上地

 沖縄製糖宮古工場は2日夕、2013-14年産サトウキビの搬入を終えた。85日間で13万5800㌧を搬入し、平均糖度は14・25度だった。搬入の終了日が4月に入ったのは近年例がない。雨天時に稼働が制限される機械刈りの急激な伸びが要因で、新たな課題として浮上している。

 沖糖は1月8日に今期製糖操業を開始。この間、雨の影響でハーベスターが稼働できず、原料不足で複数回にわたって工場の運転を停止させた。このため搬入計画も後ろにずれた。結果として搬入は2日夕に終了。搬入量は前期より1000㌧ほど多い13万5800㌧で平年以上の実績となった。

 平均の反収(10㌃当たりの収量)は約7㌧を確保したが、株出し圃場を中心に4㌧以下だった圃場が約200㌶あり、株出し管理の面で課題を残した。

 糖度区分別の原料構成比率は、基準糖度帯(13・1~14・3度)が全体の41・06%となり、糖度帯以上の原料は42・92%だった。糖度帯以下は16・01%。

 1㌧当たりの農家手取額は2万1725円(国の交付金含む)だった。

 搬入の終了を受けて沖縄製糖の砂川玄悠専務は「生産農家の日ごろの肥培管理と努力、株出し面積の拡大等で収量が増えている」と総括した。品質面は「昨年10月に接近した台風の影響が大きく、なかなか糖度が上がらなかった」と気象条件の影響を指摘した。

 課題に挙げたのが搬入日数。「この20年、原料の搬入が4月までかかったことはない。製糖操業が天候に左右されるという現状が浮かび上がった」と述べた。

 機械刈りは、ここ数年で急増しており、今期は全体収穫面積の6割以上(申込段階)に達している。

 沖糖と同じ1月8日に今期操業を開始した宮古製糖城辺工場の原料搬入終了日は流動的だが、4日までずれ込む公算が大きい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!