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政治・行政 産業・経済
2014年4月24日(木)9:00

仲原ダム止水壁213㍍発注

着工6年目に入り本格化


削孔機(写真)で地下の石灰岩を砕きセメントミルクを注入する最先端の止水壁築造技術は世界から注目を集めている(資料写真)

削孔機(写真)で地下の石灰岩を砕きセメントミルクを注入する最先端の止水壁築造技術は世界から注目を集めている(資料写真)


 宮古伊良部農業水利事業所(井川範彦所長)が進める第2期国営地下ダム事業は2009年度の着工から6年目に入り、工事が本格化した。22日には飛島建設(本社神奈川県)・太名嘉組(本社那覇市)共同企業体が仲原地下ダム=城辺仲原=の止水壁工事(延長213・3㍍)を5億6900万円(消費税抜き)で落札。今年度は30億円の予算を組み、仲原ダムの水を伊良部島に送る宮古吐水槽(ファームポンド)の野原岳での着工や送水路の敷設工事などを計画した。


 仲原ダム止水壁の2014年度末進ちょく率は、計画延長2350㍍に対し38%(893㍍)に達する見通しとなった。止水壁は13年度末までに582㍍を整備済み。14年度は今回の213㍍と、今後発注予定の98㍍を合わせて311㍍を築造する。

 伊良部への送水は、城辺の仲原ダムの水を野原の吐水槽にためて伊良部大橋を経由して、伊良部の牧山FPに自然流下させる設計。吐水槽は円筒形で直径は47㍍。高さが10㍍以上。貯水量は2万㌧以上になる見込みだ。海面から吐水槽の満水面までの計画標高は106㍍と高い。吐水槽は15年度中に完成させる。伊良部島への試験送水は17年ごろになる見込みだ。

 仲原地下ダムから宮古吐水槽(野原岳)に水を通す「伊良部送水路」の工事2・4㌔と、宮古吐水槽と伊良部島を結ぶ伊良部導水路工事329㍍は第1四半期(4~6月)に発注を予定。伊良部導水路工事は、今年度でほぼ完了する。 

 第2期地下ダム事業は宮古島における十分な農業用水の確保と、伊良部島での水利用農業の実現を目的に行う。13年度末までに事業費は約109億円を投じ、総事業費523億円ベースの進ちょく率は21%に達した。14年度末は26・5%を見込む。事業完了は20年度を目指す。

 同事業では仲原ダム(有効貯水量920万㌧)と保良ダム(同160万㌧)を新たに建設。既存の砂川(同680万㌧)と福里(同760万㌧)、皆福(同40万㌧)を合わた総有効貯水量は2560万㌧となり、現在の1・7倍に増える。
 受益面積は宮古7805㌶、伊良部1351㌶の計9156㌶となっている。


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