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政治・行政 産業・経済
2014年9月1日(月)9:00

市13年度一般会計決算 実質収支21億円の黒字

「財調基金」53億円/交付税削減へ歳出縮減課題
市債残高389億円

 宮古島市の2013年度一般会計の歳入決算額は396億6400万円、歳出決算額は373億7200万円で、歳入、歳出差引残額(22億9100万円)から翌年度に繰り越す財源(1億2100万円)を差し引いた実質収支額は21億7000万円の黒字となった。特別会計は各会計で黒字決算となり、一般・特別会計を合わせた実質収支額は21億9300万円を計上した。市の貯金に当たる財政調整積立基金は53億9100万円。借金に当たる市債残高は389億2400万円となった。

 市町村合併による地方交付税の特例措置は15年度で終了し、16年度から5年間で段階的に縮小される。その縮減額は約31億円と試算され、今後極めて厳しい財政運営が予測されている。

 このことから市監査委員会(砂川正吉代表監査委員)は、行財政改革を強力に推進し、財政調整基金の積立及び歳出の縮減など、財政運営の健全化を図っていくことを求めている。

 13年度一般会計の予算現額は412億8100万円で、前年度に比べ3億500万円(0・7%)増加した。

 歳入決算額は前年度比17億5700万円(4・6%)、歳出決算額は同比17億6100万円(4・9%)それぞれ増えた。

 特別会計予算現額は145億4900万円で、前年度比5億9900万円(4・3%)の増加。歳入決算総額は143億9000万円で、同比6億3500万円(4・6%)、歳出決算額は143億6600万円で、同比6億2200万円(4・5%)それぞれ増加した。

 特別会計の決算額は全会計で黒字決算となり、実質収支額は2300万円で前年度に比べ1300万円の増額となった。

 13年度一般会計歳入歳出決算と特別会計歳入歳出決算は、3日開会予定の市議会9月定例会に提案され認定を受ける。


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