12/19
2025
Fri
旧暦:10月30日 先負 壬 
環境・エコ 社会・全般
2014年10月9日(木)9:00

サシバ捕らないで/伊良部

国際保護鳥を守ろう/合同パトロール出発式


出発式でサシバ密猟の根絶を訴える参加者ら=8日、市役所伊良部庁舎前

出発式でサシバ密猟の根絶を訴える参加者ら=8日、市役所伊良部庁舎前

 国際保護鳥で宮古島市鳥のサシバ(タカ科)が8日の「寒露」前後に飛来することから、市役所伊良部庁舎前で同日、サシバ保護合同パトロール出発式(主催・県、市、宮古野鳥の会)が行われた。県、市、宮古島署、地域住民の関係者、伊良部中・高校の生徒ら約30人が参加。サシバ密猟の根絶を訴え、広報パレードでサシバの保護や自然環境保全の大切さをアピールした。

 下地敏彦市長(代読・平良哲則生活環境部長)は「近年は啓発活動が功を奏し、サシバ密猟が根絶されつつある。さらに宮古野鳥の会の昨年度調査報告によると、4年間減少し続けたサシバの渡りが5年ぶりに3万羽を回復したとのうれしい報告があった」と述べた。

 その上で「これからもサシバが舞う美しい宮古島、環境を大切にする宮古島と言われるよう皆様の協力をお願いしたい」と語り、参加者らを激励した。

 県環境部自然保護・緑化推進課の謝名堂聡課長(代読・菊川章同課主査)は「サシバが生活できる環境が、いつまでも守られることを期待する」と強調し、今後の同パトロールの継続に期待を寄せた。

 宮古野鳥の会の仲地邦博会長が、サシバの繁殖地の環境や越冬地の環境などについて説明した。次いで伊良部中学校の生徒会長の伊佐浩善君(3年)ら3人と伊良部高校自然クラブの仲間泰人君(2年)ら3人が、それぞれサシバ保護を決意表明した。

 宮古島署の注意説明の後、合同パトロールが実施された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!