12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2015年1月9日(金)9:00

農家手取り2万1767円/14-15年産サトウキビ

前期比213円の増額/交付金上昇など要因

 2014-15年産のサトウキビ価格が決まった。1㌧当たりの農家手取額は標準的な糖度(13・7度)で2万1767円となり、前期より213円の増額。国の交付金、原料代金ともに上昇したことが要因だ。

 農家へのサトウキビ代金は、国の交付金と製糖工場が農家に直接支払う原料代金で構成される。

 昨年1月に決まった国の交付金は基準糖度(13・1~14・3度)帯の原料(サトウキビ)で前期比100円増の1万6420円。原料代金は砂糖の国際相場に応じて算出されており、今期は13・7度の原料で5347円に決まった。

 この決定に伴い、標準的なサトウキビ代金は2万1767円となる。

 なお、基準糖度帯の原料であれば一律支給である国の交付金に対し、工場が直接支払う原料代金は基準糖度帯であっても0・1度ごとに加減される。

 仮に14度の原料なら手取額は2万1884円に増額され、14・3度なら2万2001円と増えていく。

 逆に基準糖度帯であっても、13・1度の場合は2万1533円となり、標準価格に比べると234円安くなるという仕組みだ。

 基準糖度帯以外の原料になると国の交付金額も変動し、0・1度ごとに100円が加減される。

 基準糖度帯を上回る15度の原料は交付金が1万7120円に跳ね上がり、原料代金と合わせた価格は2万2975円となる。16度は2万4365円、17度は2万5755円に増額。17度と標準価格の差額は3988円にも上る。反対に基準糖度帯を下回れば手取額は減少する一方となる。

 このように、今の価格制度は品質を重視しているため、より品質に優れた原料の生産が求められている。

 宮古地区における今期サトウキビは豊作型。多良間島を含む全体の生産量は34万㌧が見込まれている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!