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教育・文化
2015年2月5日(木)9:00

全国俳句で特選、入選/新城くん、砂川さん

教育長「すごい賞」/福嶺幼小の取り組みの成果


NHK全国俳句大会ジュニア幼児の部で、特選に輝いた新城くん(前列中央左)と入選の砂川さん(同右)。左端は宮國教育長、左から2人目は池村校長=4日、市役所城辺庁舎・教育長室

NHK全国俳句大会ジュニア幼児の部で、特選に輝いた新城くん(前列中央左)と入選の砂川さん(同右)。左端は宮國教育長、左から2人目は池村校長=4日、市役所城辺庁舎・教育長室

 NHK全国俳句大会ジュニア(幼児)の部で、福嶺幼稚園の新城武蔵くん(5)の作品「くわがたはかぶととけんかうれしそう」が特選に選ばれた。新城くんは4日、宮國博教育長に「(2匹のけんかは)テレビで見た。俳句は大好き」と受賞を報告した。幼児の部には全国から204句の投稿があり、特選は新城くんを含む3人のみだった。同幼稚園の砂川碧李(あおい)さん(4)の「さとうきびかぜにふかれてすずしそう」も入選した。

 同園は毎月1回、同小学校と一緒になって俳句コンクールを実施し、優秀な園児や児童を表彰しているという。

 2人の入賞は学校独自の取り組みの成果で、池村康男校長は「俳句を通して子供たちの感性が磨かれ、語彙(ごい)力も高まる。字が書けない園児には保護者や教師が代筆するなど、取り組みが広がっている」と話した。

 指導した同園の川満幸子教諭は「季語や五七五にこだわらず、子供たちのつぶやきを作品にしている。大人では表現できない作品が多い」と語った。

 報告を受けた宮國教育長は「宮古島市は学力向上が最優先課題。それを進めるにはいくつもの方法があるが、俳句を通しての取り組みは素晴らしい。子供たちの感性を引き出すには、われわれ大人も頑張らないといけない」と述べ、2人に「すごい賞をもらったね」と言葉を掛けた。

 新城くんと砂川さんは、マスコミのインタビューに恥ずかしがって答えてくれなかったが、そばから母親や池村校長、川満教諭が「俳句は楽しいよね」「自分で見たものを俳句にしているよね」などと声を掛けると大きくうなずいていた。

 表彰式は1月25日に東京渋谷のNHKホールで行われた。


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