12/18
2025
Thu
旧暦:10月29日 友引 辛 
社会・全般
2015年11月29日(日)9:07

平良港第2、3ふ頭 埋め立て工事着々

外枠の工事ほぼ完了
耐震岸壁 供用開始は17年を予定


埋め立て部分を完全に仕切る最後の本体ブロックが投入された=28日、平良港

埋め立て部分を完全に仕切る最後の本体ブロックが投入された=28日、平良港

 平良港の第2ふ頭と第3ふ頭の間を埋め立て、耐震岸壁を整備する同港の改良事業で、埋め立てる部分を仕切る外枠の工事が28日までにほぼ完了した。来年4月には本格的な埋め立て工事に着手する。耐震岸壁は2017年12月ごろの供用開始を予定している。

12年度に着手した。初の耐震岸壁は、大規模地震時の緊急物資搬入に対応することなどを目的に整備する。

 延長は250㍍。岸壁の向きを冬期の風に対して平行方向とすることで大型船も安全に接岸することができる。現状、強風時は危険を避けて入港を取りやめる大型船があるが、このような物流の安定に支障を来すような課題が解消される。

 第2、第3ふ頭の間を埋め立てることで十分な荷さばきスペースを確保することができる。現在はふ頭用地が狭く、非効率な荷役作業を強いられているが、埋め立てることによって効率的な荷役が可能になる。

 埋め立て面積は国が直轄する部分と市の担当分を合わせて約6・4㌶。

 沖縄総合事務局平良港湾事務所によると、この事業の総工費は国と市分を合わせて約60億円となる。

 28日には埋め立て部分を仕切る最後の本体ブロックを海中に投入した。作業員がクレーンを使って慎重に組み込み、埋め立て部分を完全に仕切った。

 埋め立て工事は来年4月に着手する。同事務所によると完成は1年半ほどの期間を要する見通しだ。

 同港改良工事は着々と進んでいる。今後、第3ふ頭には緑地帯や臨港道路も設置される計画だ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!