預かり保育スタート

　【多良間】多良間村教育委員会（池城三千雄教育長）は、預かり保育を６月１日からスタートすることを決定した。同教育委員会は２７日、村幼稚園で預かり保育説明会を開催した。預かり保育の名称は「うっちゃがまランド」に決定した。うっちゃがまとは「愛くるしい姿や、見守り育む願いを込めて」名付けられた。

　多良間島には学童保育がなく、幼稚園終了後は自宅保育や子供同士で集まって遊んでいた。子どもの安全面などから、保護者から預かり保育実施の意見が出ていた。また、羽地隆憲村議が一般質問でも取り上げ、伊良皆光夫村長は「４月からの開始」と答弁していたが、職員不足のため延期になっていた。

　預かり保育実施で午後からの園児らの生活の流れや、給食について説明がされた。　多良間幼稚園の預かり保育は、保護者の子育て支援として、教育課程に係わる教育時間以降に、希望する園児を対象に実施するのが目的。預かり保育時間は教育課程に係わる時間終了から午後５時まで。夏・冬休み期間は午前８時１５分から午後５時までとなっている。

　現在預かり保育を希望している園児は２１人。預かり保育を希望する３０代の保護者は「時間は経ったがようやく預かり保育がスタートするので安心した。子供たちの安全を考えたら預かり保育が安心。共働きなので安心して仕事ができる」と預かり保育スタートを喜んでいた。