12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2016年6月25日(土)9:07

学術部会結論を批判/陸自駐屯地建設計画

一般質問で平良敏夫氏


 平良敏夫氏は24日、市議会(棚原芳樹議長)6月定例会一般質問の中で、水道水源流域に掛かる場所での陸上自衛隊駐屯地建設計画について審議を行った地下水審議会学術部会が「計画は認められない」と結論付けていたことについて、科学的裏付けがないと批判的な考えを示すとともに、私見として「市長が決めるべきことで、学術部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と報告のあり方を限定するべきとの認識を語った。



 平良氏は、学術部会が配備は認められないと結論付けた根拠として、ヒューマンエラーによる油脂、薬物等の漏れが全くないとは判断できない▽多段階的なリスク管理上、施設の設置は予防原則的に不適切▽有事の際、攻撃により水道水源地下水汚染、地下水帯水層の破壊が発生する-などを挙げていることを紹介。「ヒューマンエラー」に関しては何重もの安全策が講じられるのが普通で、それを根拠に挙げることを疑問視。「予防原則的に不適切」としている点については「予防原則的というところが科学的に立証されていなくても規制すべきということは科学者として恥ずべき結論」、「有事の際の攻撃による地下水帯水層の破壊」については「学術部会の範囲外」との考えを示した。


 学術部会の役割について「審議会に助言する立場であり、断定できるわけがないと思う」とした上で、「(計画を)認めることができるできないは審議会の意見を聞いて市長が決めること。部会は懸念があるので再考すべき程度にとどめるべき」と主張した。


 学術部会の結論が自衛隊配備に反対する団体らの主催で開催された市民シンポジウムで学術委員の口から明らかにされたことも問題との認識を示す平良氏。反対派市民が審議内容の公開を求めていたのとは反対に、委員に守秘義務を課すべきとする持論を語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!